どうも!ブロガーのカンノです。

歌の上達にはミドルボイスが必要って聞いたんだけど、それなに??
という人に向けて、この記事ではミドルボイスの正体や仕組みを解説していきます。
また、ミックスボイスという声とミドルボイスの違いも説明するので興味のあるところからどうぞ。
ミドルボイスを習得することで
○ 高い声を力強く出せる
○ 声を自由に扱えるようになる
○ 高音域でもラクに歌えるようになる
などの効果も期待できるので、まずはこの記事でミドルボイスの仕組みを学んでみてください。
ミドルボイスとはなに?
まずは結論から言いましょう。
ミドルボイスとは地声と裏声を繋ぐ中間にある声のことになります。
は?と思われそうなのでもう少し説明させてください。
ぼくたちが歌をうたうときには低い声(地声)と高い声(裏声)の2種類しかないと思いがちです。
厳密にはそれで間違いないのですが、でもしかし!その中間くらいの「地声で出すには高いなぁ」
「でも裏声でもないよなぁ」という部分がありませんか?
実はそれがボイストレーニングでは”ミドルボイス(中間の声)”と呼ばれる声になるんですね。
画像にもあるようにミドルボイスは地声と裏声のちょうど中間に位置すると思ってもらえればいいです。
また、地声や裏声について知りたい人はこちらも参考にどうぞ。
歌手がサビの盛り上がる部分で出している高音は大体ミドルボイスです

ミドルボイスがどんなものかはわかったけど、その声いるの?
こう思うかもしれないのですが、ミドルボイスの習得は歌の上達に必須だと言えます。
例えばあなたの好きな歌手やアーティストを思い浮かべてみてください。
(ちなみにぼくはMr.childrenや秦基博さんが好きです!)
ではその人たちが曲のサビ部分で高音を力強く、かつ伸びやかに歌い上げていませんか?
実はその部分こそ”ミドルボイス”と呼ばれるものになるんです。イメージしてもらえたでしょうか?
おそらくこの記事を読んでくれるということは、あなたは「高音発声」になんらかのコンプレックスを抱いてますよね。
そのコンプレックスを解消してくれる発声法がミドルボイスだと思ってもらえればOKです!
ミドルボイスを習得することで歌に応用できる効果・メリット

具体的にはミドルボイスを習得することでこんな効果が期待できます
これはぼくの実感としてなのですが(そして自分自身もまだ未熟なのですが)、ミドルボイスを習得することで以下のような効果が期待できます。
○ 声の裏返りをなくす(喚声点の消失)
○ 高音域をラクに発声
○ 喉への負担が軽減されるので声のスタミナが持つ
こんな感じですね。
ミドルボイスを習得することは「理想的な発声」に近づくことと同義なので、得られるメリットも多くなります。
ただしミドルボイスは「これさえできていればOK!」というような魔法の声ではありません。
あくまで”正しい発声法を身に付けるための1つのステップ””だと捉えたほうがいいですよ。
ミックスボイスとミドルボイスの違いはあるの?

ミックスボイスという言葉も知ったのですが、それはミドルボイスと違うんですか?
”ミドルボイス”という言葉を知ってるくらいですから、おそらく”ミックスボイス”という言葉も聞いたことがあるかもしれませんね。
この2つは概念としては似てるのですが、意味合いが異なるのでカンタンに違いを説明させてください。
先ほど、ミドルボイスとは「地声と裏声の中間にある声」だと説明しました。
つまりミドルボイスとは「地声、ミドルボイス、裏声という3種類の声のなかの1つ」なんですよね。
反対にミックスボイスとは「地声、ミドルボイス、裏声という3種類の声を滑らかに繋げられる状態」を指します。
例えるなら声の裏返りもなく、低音~高音まで自分の声を正しくコントロールできる状態がミックスボイスというわけですね。
正直、このあたりの認識は人によって様々なのですが、当ブログではこのように定義しています。

声の種類がミドルボイスで、声の状態がミックスボイスなんですよね
ミドルボイスの声の仕組みを解説する

ミドルボイスの正体はつかめてきたけど、実際どうすれば出せるの?

では実際にミドルボイスを出してみましょう!さんはい!!
、、、そういわれても「出せねーよ!!」となりますよね。笑(ぼくも戸惑います笑)
ミドルボイスを習得するにはまずその仕組みを理解することが重要になります。
「なぜ高い声が出せるのか?」ということにもつながるので、面倒ですが学んでいきましょう。
歌声で使う筋肉には大まかに2種類が存在する
まず基本的な知識として覚えてもらいたいのがこちら。
歌声で使う筋肉は「地声筋」と「裏声筋」の2種類があるということです。
本当はこれらの筋肉には正式名称があるのですが、わかりやすいので「地声筋」「裏声筋」で紹介しますね。笑
例えば普段話すときに使うのは「地声筋」になります。
歌で言えばAメロBメロなどの比較的低い部分はこの「地声筋」を使って声を出してるんですよ。
反対に裏声などの高音を出すときに使うのが「裏声筋」ですね。
歌で言えばサビなどで使う裏声部分はこの「裏声筋」を使って声を出しています。
これらの事実から知ってほしいのが、歌声もスポーツと同じで筋肉の働きによってもたらされてるということですね。
ミドルボイスとは地声筋と裏声筋がバランスよく使われている状態の声
ちょっと難しい図になってしまいました。笑
カンタンに言うと「ミドルボイスとは地声筋と裏声筋がバランスよく使われてる状態」のことを指します。
図のちょうど真ん中あたりの状態のことですね。
ミドルボイスが必要になるあたりには「喚声点」という声が裏返りやすいポイントがあるのですが
この喚声点を地声筋と裏声筋がバランスよく働いた声で歌うことによって、声の裏返りをなくすことができるんです。
歌手の人ってめったに声が裏返らないですよね?
あれは喚声点のあたりでも2種類の筋肉をバランスよく動かせていることの証拠になります。
ミックスボイスとは低~高音まで筋肉のバランスを崩さず歌いこなせる状態
ついでにミックスボイスの図解もつくってみました。
先ほどは「地声筋と裏声筋をバランスよく使った声がミドルボイス」と説明しました。
一方ミックスボイスとは地声筋と裏声筋を音程にあわせて自在に使い分け、低音~高音までを自由に歌える状態になります。
図からもわかるように低いときは地声筋がメインに、高くなるにつれて裏声筋が混ざってますよね。
こんな風に2種類の筋肉をコントロールできてる状態が理想的なんです。
この状態になれば声は裏返ることなく低音~高音まで自分の思い通りに歌うことができちゃいますよ!
ミドルボイスの具体的な出し方はあるの?
工事中
ミドルボイスの出し方は別途記事を用意するので、しばらくお待ちください。
まとめ:ミドルボイスの正体と声の仕組み、ミックスボイスとの違いについて解説してみた

ミドルボイスの正体を理解してもらえたでしょうか?
最近はミドルボイスやミックスボイスという言葉がひとり歩きして、「魔法の声」みたいに思われがちです。
ですが、それは魔法でもなんでもなく練習によって身に付けられる技術なんですよね。
「なんで自分には高い声が出せないんだ、、、」
「歌のうまさは才能なのか、、、」
もしかしたらそう思っているかもしれませんが、練習によってその認識は少しずつ変わってくると断言できます。
ぼくも独学ですがボイストレーニングを行うことで、少しずつ声のコンプレックスがなくなってきましたからね。
今回はそんな変化するきっかけとして「声の仕組み」を理解してもらえたらなによりです。
独学で頑張るあなたに幸あれ!!
以上、ミドルボイスとは?その正体と声の仕組み、ミックスボイスとの違いについて解説する という話でした。
ではでは!
ぼくのボイトレのバイブルがこちら。
CDの声をマネするだけで無理なく高音発声に必要な基礎がつくれちゃいます!
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