どーも!ブロガーのカンノ(@kanno414)です。
部活、クラブ、サークル、会社、チームなどの集団に属してるとどうしても避けられないのが「人に教える」という行為ではないでしょうか。
自分の経験や歴が長ければ長いほど教える機会は増えるように思いますし、現在23歳のぼくでさえこれまで
○ アルバイト、仕事
○ 趣味
などを通して人に教える機会がありました。
おそらくこの記事を読んでくれてるあなたも、普段から人に教える機会がわりとあるのではないでしょうか。
そんなこともあり、「どうにか上手に教えられないものかな~」と以前から思っていたんですよね。
教えるのが上手い人って頼られるし、できる人っぽいし、なんかカッコイイ、、、笑
というわけで今回は人材育成のバイブルとも呼ばれる石田淳さんの「教える技術」を読んでみました!
「行動科学を使ってできる人が育つ!教える技術」とは?
企業経営者、現場のリーダー層から短期間で8割の
「できない人」を「できる人」に変えると絶大な支持を集める、
日本の行動科学マネジメントの第一人者の「教える技術」。
「ほめ方」「しかり方」はもちろん、新人・中途社員・大人数など
場面で使える55のメソッド。
どこからでも読めて、スグ使える「教え方」が満載。
「行動」を変えれば、人が変わり、会社も変わることを実感できる本。(引用:Amazon)

本書は行動科学に基づいて人間の行動を分析し、教える技術を誰でもできるメソッドにまとめたものだよ!
著者の石田淳さんは人間の行動を科学的に分析する行動分析学、心理学を日本人向けにアレンジした「行動科学マネジメント」を作った第一人者。
この説明だと難しそうなんですけど、カンタンに言うと、教えることに焦点を当てた「いつ、誰が、どこで」行っても同じ結果を出せるメソッドの開発者って感じです。
本書では全55のメソッドが見開き2ページごとにまとめられてるので、興味のあるところだけ読むのもOK。
一冊をまとめて読む!というよりは、必要なところだけつまんで読める「教科書」的な本でしたね~。
個人的におもしろいと思ったポイント
ここからは本書でぼくがおもしろいと思ったポイントを紹介していきます!
とはいえ55個もメソッドがあるので本当はどれも紹介したい。というのが正直なところですが笑、その中でもこれはと思った部分を集めてみました。
「教える」とは何か

教えるとはいったいなんでしょうか?
「教える」とひと口に言っても、仕事を教えるのか?スポーツを教えるのか?勉強を教えるのか?その種類はさまざまありますよね。
そう考えると、教えるという行為はひと言では説明できないような気がしてきます。
ですが、著者は本書で「教える」をこのように定義してたんですよね。
「教える」とは、相手から”望ましい行為”を引き出す行為である
例えば野球を教えようと思ったら
○ バットの持ち方、振り方
○ ボールの投げ方、フォーム
○ 野球のルール
などなど。
他にも学ぶことはたくさんありますが、このように正しい知識や能力(望ましい行為)を覚えないと野球はできませんよね。
そう考えると、教えるというのは学び手に正しい行動を引き出す行為であると頷けます。
自分の成功談ではなく、失敗談を話す
新しい環境に飛び込んだときって、周りを見渡すとみんな完璧でできそうな人に見えませんか?
考えてみればその時はなにも知らないのだから当然ですが、そういう人たちに教えてもらうとつい完璧を意識して固くなってしまいます。
でも、もし教えてくれる人が「おれも昔は君と同じミスしてさ~」みたいな失敗談を語ってくれたらどうでしょうか?
「えっ、この人も自分と一緒だったんだ」と共感できて、教えてくれることを受け入れやすくなりますよね。
教える立場になるとつい「自分はこれだけできて~」みたいな成功談を語ってしまいがち。
ですが、あえて失敗談を語ることで教えられる側の受け入れ態勢を作ることができるんです。
指示や指導は具体的な表現に言語化する
人に何かを教えるとき、ぼくらは指示や指導をしなくてはいけませんよね。
その際に注意したいのが指示の内容は具体的か?という点。
例えばきゅうりを切るように頼まれた場合を例に挙げてみます。
ちょっと~!このきゅうり切っといて~!
これではきゅうりをどのように、どれくらい切ればいいのかまったくわかりませんよね。
他にも「ザクッと切って!」、「スパッスパっと切ればいいから」みたいに感覚的な指示も人によって尺度が違うのでわかりにくいです。
ここにあるきゅうり2本を1mm間隔の輪切りにしてもらえる?
一方きゅうりの切り方1つをとっても、指示の内容が具体的だと誰でも同じものが作れるようになるんですよ。
こうすることで学び手から正しい行動を引き出すことができるんですよね。
他にも、本書の中にはとるべき行動を具体的な言葉にするときに使える法則も紹介されてました。
業務そのものだけでなく、その意義や全体像も教える
何かの業務を教えるときに忘れてはならないのは、”何のために行うのか?”という、その業務の意義をきちんと話すことです。
先ほどはきゅうりの切り方を例に具体的な指示の大切さを伝えましたが、実は業務だけでなくその意義や全体像を伝えることも大切なんだそう。
例えば「ここにあるきゅうり2本を1mm間隔の輪切りにしてもらえる?」という先ほどの指示を受ければ、だれでも同じような業務をすることができますよね。
ですが指示を受けない限り、きゅうりを切ることはありません。
というのも輪切りのきゅうりがどの料理に使われるのか(全体像)がわかってないからなんです。
次に「このきゅうりの輪切りはサラダで使うものだから、サラダが頼まれたらあなたはきゅうりを切っておいてね」
というふうに「具体的な指示+業務の意義や全体像」を伝えておけば、教えられた人は自分の役割を認識しながら業務に移ることができますよね。

作業内容だけでなく、その意義や目的も伝えようってことだね!
他にも本書には「教える技術」がふんだんに散りばめられてました
○ 目標も「具体的な行動」に置き換える
POINT
○ 叱るときにやってはいけないこと、やるべきこと
○ 部下や後輩に任せているか?
○ 聞き手の頭のなかにフレームをつくる
などなど、、、、
これも一部ですが、ほかにもぼくが本書で気になったポイントを載せておきますね。
ビビビッとくるものがある人はぜひ本書を手に取ってほしいと思います!!
まとめ:行動科学を使ってできる人が育つ!「教える技術」を読んでみた感想
「教える」という行為はふつうに生活していて誰もが経験することですよね。
また、本書はビジネスマン向けに書かれていましたが
○ 教える仕事をしてる人
○ 教える立場になった人
○ 教育に興味のある人
など、教えることが必要になったすべての人に応用できるノウハウが詰まっていると思います。
正直、「これはあたりまえでは?」というノウハウもありましたが、教える技術を幅広く学ぶにはこれ一冊でOKでしょう。
ぼくも本書に書いてあることを実践してかっこよく教えられるようになろうと思います!笑
マンガでよくわかる版も出ているので「読書はニガテだけど内容だけは頭に入れたい!」という人にいいかもです。
以上、[感想]行動科学を使ってできる人が育つ!「教える技術」を読んでみた。教える人が意識したい55のメソッドがココに! でした。
では~!
また、こちらには実際にぼくが読んで「これは!」と思った本のレビューを紹介してるのであわせてどうぞ。
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